新潟・長野の大型リゾート開発、2026年夏までに着工 外資系ホテルと交渉大詰め
新潟県妙高市の妙高高原地域などで外資系不動産投資ファンド「ペイシャンス・キャピタル・グループ(PCG)」が進めるリゾート開発は、2026年夏までに着工することが分かった。PCGのケン・チャン最高経営責任者(CEO)が11月15日、新潟日報社の取材に明らかにした。28年末の整備を目指す第1弾の開発は、投資規模700億円程度を想定する。中核となる高級ホテルの運営事業者は、外資系ホテルと最終交渉に入っている。 開発構想を語るPCGのケン・チャンCEO 第1弾の開発は、妙高杉ノ原スキー場の駐車場に高級ホテルを建設するほか、商業施設やホテルの従業員住宅を設ける。ケン・チャンCEOは「26年の雪解け後、春か夏には着工したい」と説明した。 PCGの構想では、妙高高原や隣接する長野県斑尾・野尻湖地域で数段階に分けて開発を進める。総投資額は2000億円規模。既に約350ヘクタールの用地を取得し、妙高杉ノ原スキー場と斑尾高原スキー場も買収している。スキーのほかグリーンシーズンも含めた一大リゾートとする。
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