【楽天】内星龍、7回1失点で先発転向後初勝利…4回までは全てフライアウト
◆パ・リーグ 楽天4―1ロッテ(27日・ZOZOマリン) 楽天は27日、ロッテ戦(ZOZO)に逆転勝ち。先発した内星龍投手(22)が自己最長の7回を投げ3安打1失点の好投で、今季初白星を挙げた。フォークが思うように落ちない中でも、最速152キロの真っすぐで押し込み、4回までは全てフライアウトと持ち味を発揮した。 祈りながら戦況を見守っていた内が、はじけるように笑った。すでに降板を告げられていた8回の攻撃。上位打線の4連打で一気に試合をひっくり返した。勝ち投手の権利を手にした内は、「『神様、打ってください』って感じじゃないですか」と心境を明かした。 敵地の特性を生かした。「ZOZOで投げるときは、いわゆるホップ成分がすごく良い数値が出ている。自分の武器である真っすぐがしっかり投げられていたので、フライが多くなった」。4回までの12アウト全て、7回までの21アウトの内16個がフライアウトだった。 今江監督は「粘りのピッチングをしてくれていたので、なんとか内に勝ちをつけられてよかった」。昨季は中継ぎで53試合に登板し4勝を挙げたが、先発転向後の初勝利。今季4度目の登板でようやく手にした喜びを、ここから何度も味わっていく。(山口 泰史)
報知新聞社