ふるさと納税の目的は「返礼品」優先? 地方自治体への貢献は後回し?
他の地方自治体と比較すると返礼品で勝てない…ふるさと納税をアピールする方法は?
「他の地方自治体と比較すると返礼品で勝てない…」という自治体は、どのようにふるさと納税をアピールをするのがいいのでしょうか。アンケートを取ると、以下のような回答が得られました。 「魅力のないものをアピールしても限界があるので、魅力的な返礼品を作り出す努力が必要だと思います。例えばその自治体までの旅費の一部をチケットとして返礼品にすれば僅かですが訪れる人が増えますし、訪問中の写真をSNSに投稿したらさらに割り引く等にすれば、それ以上の効果が出るかもしれません。返礼品と地域の有名な場所の命名権をセットにするとか、考えればいくらでも案はあると思います」(50代/男性/自営業/北海道在住) 「納税されることによって、どれだけその地方自治体が経済的に助かるのか具体的に説明して、興味を引き付けられるように工夫するとよいと思います。寄付金の使い道の説明や報告をしっかり行って信用を得られるように努力するとよいと思います」(40代/男性/会社員/大阪在住) 「ふるさと納税で得た税収の使途の公開・報告を積極的に行うとよいと思います。納税時に選択することができますが、実際にどのようなことに役立てられたのかがわかると、翌年も同じ地方自治体にふるさと納税するきっかけになると思います」(20代/男性/学生/茨城在住) 「自治体を紹介する文で、抱えている課題や問題解決に対してどのように取り組んでいるかなど丁寧に書かれているとすごく気になります。わかりやすい言葉を意識して、しっかりと伝えることで共感できます。そうすれば、魅力的な返礼品が少なくても応援したいと思えます」(40代/女性/会社員/北海道在住) 自治体にふるさと納税を行うことにより、自治体がどのような効果が得られるのか、寄付金の使い道は何なのかなどを明らかにすべきだと考える人が多いようです。また、魅力的な返礼品を作り出すことも欠かせないという声も見られました。