おしゃれな家に大体あるイスといえば?「Yチェア」で有名な北欧の巨匠デザイナーが手掛けた椅子を手に入れるべき理由
日本でいちばん有名な椅子といっても過言ではない「Yチェア」をはじめ、数多くの名作椅子を手掛けたデザイナー、ハンス J. ウェグナー。彼の椅子は美しいだけでなく、インテリアの楽しさも教えてくれます。だからこそ、名作と呼ばれ、手に入れる価値があるとされているのでしょう。 ここではウェグナーが手掛けた椅子を厳選。インテリアコーディネートのアイデアと共にご紹介します。 【写真でチェック】北欧デザインの巨匠・ハンス J. ウェグナーが手掛けた椅子の中で通好みはどれ?
ハンス J. ウェグナーの椅子が愛される理由とは?
生涯で500脚以上の椅子をデザインし、自ら家具職人として妥協のないものづくりをしたハンス J. ウェグナー。カール・ハンセン&サンでは、初期の名作5作品をはじめ、56種類もの彼の家具をデンマークでつくり続けています。 そんなウェグナーの椅子の魅力は造形の美しさだけではありません。木材、色や仕上げ、座面を選んで組み合わせ、空間にフィットさせることができます。 例えば「Yチェア」なら、フレームの木材は6種類、仕上げはソープ、ラッカー、オイル、ホワイトオイルと塗装、座面のペーパーコードは2色から選べます。どう組み合わせてどんな空間に置くか、最後のデザインは使い手に委ねられているのです。
1 CH24/ Yチェア
若きハンスJ.ウェグナーがカール・ハンセン&サンの工房を訪れ、最初にデザインした5つの名作に含まれる「CH24」。 1950年に生産を開始し、「Yチェア」「ウィッシュボーンチェア」の愛称で世界中で親しまれてきました。Y字の背と丸棒を曲げたバック&アームレスト、後脚、ペーパーコードなど、椅子としてのたたずまい全体が美しく、バリエーションも豊富です。
2 CH25 /ラウンジチェア
最上質のラウンジチェアとしてウェグナーがデザインした「CH25」。1950年に発表された初期5作のうちの1つで、発表以来途切れることなく生産されてきた人気の高い椅子です。 一脚に約400mのペーパーコードが使われており、手作業のため熟練工でも製作に約10時間を要するのだそう。人の手のぬくもりを感じられる、贅沢なラウンジチェアです。