J2PO決勝は岡山が勝利でJ1昇格 先制点を演出したファジアーノMF末吉の技ありゴールにファンも驚愕
初のJ1昇格を果たす
J2の今季3~6位で争うJ1昇格プレイオフは決勝を迎え、5位ファジアーノ岡山と6位ベガルタ仙台が対戦した。 【動画】決勝の舞台でゴラッソ! 末吉塁が決めたコントロールショットで岡山が先制 両チームそれぞれモンテディオ山形、V・ファーレン長崎の上位勢を倒して進んだこの試合は岡山ホームで行われた。20分、岡山の波状攻撃からこぼれ球に反応したMF末吉塁がボックス内左角からダイレクトで右足を振り抜くと、GKの頭上を越す緩やかな弧を描いたシュートが決まり岡山が先制する。その後後半に入り61分、途中出場のFWルカオが屈強なフィジカルを活かした力強いドリブルでバイタルエリアに侵攻し右サイドにラストパス。これを右サイドからフリーで走り込んできたDF本山遥が決めて岡山が追加点。試合はそのまま進み、岡山がクラブ史上初のJ1昇格を成し遂げた。 先制点の末吉の技ありゴールはSNS上でも話題に。「ナイスゴール」、「すげーよ末吉」「スーパーゴールやろあれ」などといった声が上がっていた。 なお、岡山を率いる木山隆之監督にとっては5度目のプレイオフの挑戦。J2千葉の監督に就任した2012年にJ1昇格PO制度が導入され、そこでは決勝まで進むも大分に惜敗。2015年には愛媛の監督として昇格POを戦うも準決勝でC大阪に敗戦。その後は2019年にJ2山形の監督として、2022年に岡山の監督に就任して昇格POに進出したが、J1昇格とはならなかった。また岡山も2009年にJ2に参戦して以降3度目のプレイオフ挑戦となった。ついに成し遂げたJ1昇格という夢。クラブに新たな歴史を刻む瞬間を14673人の大観衆の前で迎えることができた。
構成/ザ・ワールド編集部