人工知能に負けない「トッズ」に勇気をもらい、「グッチ」のパパラッチ撮影に向かう
パパラッチは、セレブの来場動線を見極めながら、どこから撮り始めれば一番多くのチャンスに恵まれるのか?を考えるのが大事です。その上で今回、私はショー会場に到着すると自分の座席を確認してから、一旦退場。入り口でジンとハニの到着を待ちました。
幸い狙いは的中し、おそらく入り待ち・出待ちのファンからは、「アンタのせいで見えないわよ!」という罵声を10回くらい浴びた気がしますが(笑)、無事に撮影成功。ジンの席でスタンバイしていたメディアは、屈強なガードマンの返り討ちにあったそうです(笑)。
とまぁ、我々もショー取材の合間にそれなりに苦労して撮影しておりますので、ファンの皆様は何卒温かい目で見守っていただけると幸いです。そして、ちゃんとファッションショーも楽しんでね!
という修羅場を終えた後は、「プラダ(PRADA)」の展示会に伺い、夕方は日本版が誕生した「10マガジン(10 MAGAZINE)」のパーティーに。先ほどまで「グッチ」でご一緒だった、増田さをり編集長に「おめでとう!」をしてきました。増田さんのインタビューは、「WWDJAPAN.com」で近日公開予定です。お楽しみに!
さらにミラノのセレクトショップのアントニオーリ(ANTONIOLI)が、買収している「アン ドゥムルメステール(ANN DEMEULEMEESTER)」のインショップをオープンしたパーティにも伺い、フィナーレは「ヴェルサーチェ(VERSACE)」。
イメージは、「ヴェルサーチェ」がガーリーをやったら……⁉︎でしょうか?キーモチーフの1つは、ドナテラ・ヴェルサーチェ(Donatella Versace)のお気に入りという野生のバラ。淡いパステルイエローやブルーのバラが、ブラウンのシルクやコットンの上に咲き乱れ、加えてパステルカラーのジグザグニットと組み合わさります。ポピーの花も咲き乱れていましたね。
でも、スタイルはイケイケドンドンの「ヴェルサーチェ」。基本は、ボタンを1個しか閉じないからVゾーンもおへそも見えるカーディガンに、肌をなぞるシルクのひざ丈スカート。メンズ・ウィメンズともに開襟シャツでバカンス感は高めです。パワーで押し切るというより、無駄のない布づかいで開放感を高める感じかな。