人工知能に負けない「トッズ」に勇気をもらい、「グッチ」のパパラッチ撮影に向かう
「スポーツマックス(SPORTMAX)」の詳細は上の記事に任せますが、トレンド感満載の「スポーツマックス」が戻ってきて、編集・記者としては非常にありがたいです(笑)。「2025年春夏のトレンドは?」と聞かれたら、「とりあえず、『スポマ』のショーをみてください」って返しちゃいそう。ピュアホワイトのカラーパレット、オーガンジーを使ったレイヤード、フリンジのようなビーズワーク、変形サファリジャケット、オーガンジーのようなハイゲージのリブニット、パステルカラーに染めたオーガンジーをレイヤードして楽しむ色のグラデーション、酷暑対策のようなシンプルなブラックドレス……。全部がトレンド。11月に発売するトレンドブックの参考にしたいと思います!
どんどん参りましょう。「ジャンニ キアリーニ(GIANNI CHIARINI)」は、アンダー10万円の手頃なバッグが主流ですが、レザーとラフィアを組み合わせたり、スエードを幾何学模様でパンチングしたり、異なる色のステッチワークを加えたり、フィルクッペのようなファブリックを採用したりと創意工夫に富んでいましたね。定番の型を、素材の工夫でアップデートしています。
「ジャンヴィト ロッシ(GIANVITO ROSSI)」は、笑っちゃうくらいカラフルなジャングルの世界でしたね。
木村:草木の生い茂った展示会場内では、アッパーに蝶々が止まったようなミュールや、ライオンの立髪をイメージしたオープントゥーサンダル、虎柄のパンプスやバッグなどなどが葉っぱに隠れてディスプレイされていて楽しい展示でした。夏らしいビタミンカラーはファッションでもトレンドですが、ジャングルの生き物たちが大集合の「ジャンヴィト ロッシ」で足元から取り入れるのもありですね。デザイナーのジャンヴィト・ロッシさんにも、コメントいただきました。
木村:続いて向かった「MCM」の展示会でも、海の生き物たちが大集合でした。シーズンテーマは「アンダー・ザ・シー」。アイコンのヴィセトス柄と珊瑚礁のイラストを組み合わせたり、漁網をイメージしたというレザーカットのショルダーバッグなどが登場。ヒトデやタツノオトシゴ、海亀などのキャッチーなチャームも目を引きました。今回アクセサリーブランドでは、チャームの提案が豊富ですね。われわれは見逃してしまいましたが、ドゥオーモ大聖堂でK-POOPダンサーも交えたフラッシュモブのパフォーマンスもあったようです。