2025年度のJRA日程案発表 安田記念翌週に宝塚記念を実施 暑熱対策の「競走時間帯の拡大」は4週間に拡大
JRAは23日、都内の本部で関東定例記者会見を行い、2025年度の開催日割案や暑熱対策などを発表した。 暑熱および梅雨の影響などを考慮し、有力馬が出走しやすい環境を整えるという観点から、宝塚記念を従来より2週繰り上げ、安田記念の翌週となる6月15日に実施。これに伴って周辺の中距離重賞も施行時期が見直される。 また夏の暑熱対策として札幌、新潟の2場開催としてきた期間に、関西地区での開催を再開。そして、今夏の新潟競馬で2週間実施した「競走時間帯の拡大」は期間を2週から4週に拡大し、同時期の中京競馬においても実施する。 植木聡理事は「お客さま、関係者のご理解、ご協力のおかげもございまして、円滑な開催運営を大きく妨げる要素はなかったのでないかと考えております。今後につきましては、人馬の安全確保と円滑な競馬施行の両立を図るということを本来の趣旨といたしまして、お客さま、関係者からのご意見をお聞きした上で可能な限り改善に努めていきたいです」と語った。 阪神競馬場のスタンドリフレッシュ工事に伴い、京都競馬場の連続開催が続くことから、京都金杯は中京競馬で実施。また、12月28日が日曜日ということで、ホープフルSは有馬記念前日の27日に行われる。 サマーマイルシリーズの開幕戦として定着していたリステッド競走の米子Sは「しらさぎS」に名称を変更した上で、重賞に昇格。G3への昇格を申請する。また重賞レースの名称変更も行われ、アーリントンCはチャーチルダウンズCに、府中牝馬Sはアイルランドトロフィーに生まれ変わり、京都牝馬S、マーメイドS、小倉2歳Sの3競走は競走名の使用を取りやめることとなった。