【イタリア製ポルシェ911?】「ラブ イレブン バックデイト-911(Lab Eleven Backdate-911)」このクラシックなスタイルの911は993のレストモッドだ!
ドイツでのホモロゲーションが進行中
このため、「ラブ イレブン」はポルシェ イタリアと協力協定を結んでおり、納車前に全車両を111項目のチェックにかけ、走行距離をゼロにして保証付きで顧客に引き渡す。ドイツ市場向けのホモロゲーションはすでに進行中だが、ポルシェのオリジナルパーツを多く使用しているため、大きなハードルにはならないはずだ。 ケーゲやシンガーなどの競合他社と同様に、顧客は車両を細部に至るまでカスタマイズすることができる。エクステリアカラー(ポルシェのオリジナルカラー)から、パガーニのインテリアも手がける家具職人がイタリアで手作りしたインテリア、そしてリアの6気筒ボクサーエンジンまで。3.6リッターエンジンは標準のままだが、WLSパッケージをオーダーすることも可能で、X51パッケージによって排気量は3.8リッター(厳密には3,746cc)に、出力は300馬力に向上する。「ラブ イレブン」を使えば、350馬力も問題ない。
4.0リッターエンジンも可能
4.0リッターボクサーエンジンへの換装も考えられるが、このオプションは主に米国の顧客向けである。排気量が3.6リッター、3.8リッター、4.0リッターのいずれであっても、ベース車両のエンジンは完全にオーバーホールされ、ポルシェで徹底的にチェックされた後、走行距離ゼロの状態で顧客に引き渡される。
これまでに3台の「ラブ イレブン バックデイト」が誕生している。最初のモデルは「ペニシリン」というニックネームで呼ばれ、3.6リッターエンジンを搭載し、米国に納車された。続いて、3.8リッター6気筒ボクサーエンジンを搭載したグレーのモデル(現在、フランクフルトのクラシックスタットに展示中)、そして「オリバ」と命名された3番目のモデルも排気量3.8リッターである。 「マイセンブルー」の「993カブリオ」をベースにした「タルガ」も現在製作中で、間もなく完成する予定だ。この最新作は「タルガ」であるだけでなく、「パガーニ サドラー」の装備を備えた初の「ラブ イレブン」でもある。
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