【中間決算おさらい】国内アパレル関連大手12社の注目トピックを解説
しまむら(2025年2月期上期)3305億9500万円
2025年2月期第2四半期(2024年3月~2024年8月) 売上高:3305億9500万円(前期比4.3%増) 営業利益:314億400万円(同4.1%増) 親会社株主に帰属する当期純利益:221億円(同5.5%増) <主なトピック> ・売上高と各利益高において、上期として過去最高を更新。 ・創業者 島村恒俊が死去。 ・EC事業は取扱商品や予約販売の拡大により、売上高が前年同期比94.9%増と大幅伸長。 ・しまむら事業では、売上高、客数、客単価の全項目で前年同期を超過。高価格帯PB「CLOSSHI PREMIUM」の品揃えを拡充したことで、ブランド全体のPB比率は23.4%高まった。 ・アベイル事業では、インフルエンサーとのコラボ企画などを通してJB(サプライヤーとの共同開発ブランド)のトレンド提案力強化と認知度向上に注力。JBの売上高は前年同期比12.7%、全体におけるJB比率は44.1%増加した。 ・ファッションモール形式の出店を増やし、新たに16店舗をオープン。 <下期の注目> ・下期は国内で26店舗の出店を予定。2025年2月期累計では41店舗の出店となる見込み。 ・2025年2月期から使用済み衣料を回収し繊維に再生、衣料品の原料として再利用する取り組みを開始。下期以降は回収対象店舗を増やす。 2025年2月期通期連結業績予想 売上高:6596億2200万円(前期比3.9%増) 営業利益:563億6200万円(同1.9%増) 親会社株主に帰属する当期純利益:401億9400万円(同0.3%増)
良品計画(2024年8月期上期)3198億3900万円
2024年8月期第2四半期(2023年9月~2024年2月) 営業収益:3198億3900万円(前期比12.9%増) 営業利益:240億9900万円(同136.8%増) 親会社株主に帰属する当期純利益:157億7200万円(同114.4%増) <主なトピック> ・新規出店に伴う店舗数の増加に加え、既存店売上が堅調に推移したことで営業収益が2ケタ伸長。各利益項目も大幅増で、通期計画達成に向け順調な進捗を見せた。 ・中国大陸上期の既存店売上高は前年同期比2.4%増。一昨年比では10%減。 ・初の衣服特化店舗が新宿に誕生。 <通期のトピック>(※通期はすでに終えたため、通期のトピックスをピックアップ) ・全利益段階において過去最高業績を達成。 ・全ての地域で増収増益を記録。国内では実店舗が好調で、既存店売上高が前年比6.8%増と伸長。特に生活雑貨カテゴリーのスキンケア用品が売れた。 ・欧米事業では、不採算店舗の閉鎖を推進。コスト構造の見直しや財務基盤の強化に努め、売上収益、営業利益において前年を超過。 ・無印良品「MUJI Labo」が体制変更を発表。 2024年8月期通期連結業績 営業収益:6616億7700万円(前期比13.8%増) 営業利益:561億3500万円(同69.4%増) 親会社株主に帰属する当期純利益:415億6600万円(同88.5%増)