「ライオンの隠れ家」非日常の中に浮かび上がる〝家族〟【序盤の布石が光る第7話】【兄の本音を受け止める弟】【みっくん、一緒に寝よう】
■「逃げて―!!」と叫んだ視聴者は私だけではないはず
また、今回はDV夫の祥吾の家族感についても描写が。祥吾が養子だったことが明かされ、「家族と思える人、いなかった」と語っていた妻の愛生に対し〝自分と同じ〟という執着心があった事が描かれたのだ。愛生に母と弟たちがいたことを知り「嘘つきやがって…」と怒るシーンは、向井の怪演もあり恐怖を感じる表情だった。また洸人の家をつきとめ、ライオンが落としていったキーホルダーを握りしめる祥吾に「逃げて―!!」と叫んだ視聴者は私だけではないはずだ。 洸人とみっくん、ライオンの癒しターンだけずっと観ていたいと願いつつ、忍び寄るサスペンス要素も本格的で気になる…とにかく第8話も見逃せないのは間違いない。 今回も「ごちそう様でした」。
西日本新聞社