ソレール、トディボ、キルマン、AWBら実力者を補強も14位 ウェストハムを変えられなかったロペテギの手腕に集まる疑問
攻撃面でクドゥス、ボーウェンに依存しすぎたとも
8日、ウェストハムは指揮官フレン・ロペテギの解任を発表した。序盤から低調なスタートとなっていただけに、ここまでよく待った方と言えるかもしれない。現在は14位に沈んでおり、内容の酷い負け方もいくつかあった。 英『The Sun』は、開幕前の補強から考えても納得できない順位と振り返る。昨夏のウェストハムはドルトムントからFWニクラス・ヒュルクルク、ウォルバーハンプトンからDFマックス・キルマン、リーズ・ユナイテッドからFWクリセンシオ・サマーフィル、マンチェスター・ユナイテッドからDFアーロン・ワン・ビサカ、パリ・サンジェルマンからMFカルレス・ソレール、ニースからDFジーン・クレア・トディボ、フリーでMFギド・ロドリゲスらを獲得しており、いずれも即戦力だ。 ヒュルクルクの負傷離脱など不運もあったが、ロペテギは新戦力を上手く活かせなかった。昨季のデイビッド・モイーズ体制も万全とは言えなかったが、それでもヨーロッパリーグではベスト8に進むなど期待を感じさせるゲームもあった。 同メディアは攻撃部分でモハメド・クドゥス、ジャロッド・ボーウェンの個人能力に依存していたと指摘し、ロペテギが明確なスタイルを植え付けられなかったことを問題視している。昨季リーグ戦だけで74失点も喫したチームを立て直すべくトディボやアーロン・ワン・ビサカといった実力者も加えたが、20試合で39失点と守備の改善もあまり見られない。 ロペテギはポルトガルのFCポルトでこそ結果を出してきたが、イングランドではウォルバーハンプトン、ウェストハムと思うような成績は残せていない。ウェストハムは当初スポルティングCPで結果を出し、現在マンUを指揮するルベン・アモリムの招聘を狙っていたようだが、結果的にロペテギに託したのは失敗だったか。
構成/ザ・ワールド編集部
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