センバツ2022 きょう準決勝 監督「覚悟見せよ」 近江、練習に汗 /滋賀
第94回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)で県勢初の4強に進出した近江は、大会第10日の30日午前11時から浦和学院(埼玉)との準決勝に臨む。休養日となった29日、選手たちは兵庫県西宮市の鳴尾浜臨海公園野球場で午前10時から約3時間、打撃練習やノックで体を動かした。 準々決勝ではバントや走塁でミスもあり、多賀章仁監督(62)は試合後、選手を集めて「覚悟ができてない」と諭したという。29日はバント練習も入念に行い「絶対に日本一を取るんだという覚悟を見せてほしい」と選手に望んだ。 3試合連続完投しているエースの山田陽翔主将(3年)は「冬から取り組んだ新フォームのおかげで体も楽になっている。打つ方でも、チームが苦しいところで一本出したい」と意気込んだ。 遊撃手として守りでの貢献も大きい横田悟選手(2年)は「守備は自分でも安定していると思う。想像できる最高のプレーを意識しながら守っている」と自信を見せた。途中出場が多い石浦暖大選手(3年)は「試合に出る選手が自信を持ってプレーできるようにベンチからジェスチャーも交えながら、前向きな声がけをしている。みんな試合ごとに成長している」と手応えを語った。【礒野健一】