子どもの習い事にかけられるお金がありません。無理してでも何かしらやらせるべきでしょうか?
習い事をしていない理由
アンケート結果によると、習い事をしていない理由の41.7%が金銭的な余裕がないということです。習い事をしていない多くの方が金銭的な課題を抱えていることが分かります。 例え月額1万円だったとしても、年間12万円かかります。子どものためとはいっても、やはり習い事は家計への負担が大きくなります。
習い事はさせるべき?
非常に多くの子どもが習い事をしているということが分かりました。だからといって、無理してでもさせるべきなのでしょうか。 もちろん習い事は子どもの身になるものがたくさんありますが、デメリットもあります。以下で紹介します。 ◆無理にさせるとストレスになる 「やった方がよい」だけを理由に子どもにやらせると、かえってストレスになってしまいます。子どもにとっては「本当はやりたくない」「別の習い事をしたい」と思っている可能性もあります。 あまりにも親が神経質になると、子どもも本心を言いづらくなってしまいます。習い事は本当に子ども自身がやりたいと思っているのかを見極めることが大切です。 ◆学校生活に支障が出る 子どもに習い事を続けさせることで疲労がたまり、学校生活が十分に送れないことも考えられます。特に数多く習い事をしている子どもは、頭がいっぱいになってしまい、勉強もおろそかになる可能性もあります。 子どもがさまざまなことに挑戦したいと言っている場合は、学校生活も考慮した範囲で行うことが重要です。 ◆日常生活である程度学べる 習い事に行かなくても、ある程度のことは学校や家庭を通じて学べます。 例えば、水泳やサッカーは体育の授業で行うこともあります。英会話は小学校3年生以降、授業の中でも取り入れられており、最近では無料動画での学習も可能です。 授業や家庭での時間をうまく利用すれば、習い事に行かなくてもある程度は学べるといえそうです。
大事なのは子どもの意思
習い事で大事なのは、子どもがやりたいと思っているかどうかです。周りが習い事をしているからといって流される必要はありません。 最近では子どもの意思より親の意思で習い事をさせているケースも多くあります。親がやらせたいのであれば、無理やりではなくきちんと子どもと話し合うことが大切です。 出典 株式会社イオレ 2023 年版「子どもの習い事に関するアンケート」公開 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部