3DCGデザイナーとして働く彼女。泊まり込みや休日出勤も多いようですが、年収250万円だそうです。さすがに安すぎますよね? 転職をすすめるべきでしょうか?
3DCGデザイナーは、3D技術を扱うプロフェッショナルです。 近年、コンピューター技術の成長にともなって、3D技術は家庭用のパソコンやゲームなどにも活用されており、身近なものとなっています。デジタルコンテンツの需要が高まっているため、今後もニーズがあるとみられる職種ですが、平均年収はどれくらいなのでしょうか。 そこで本記事では、3DCGデザイナーについて解説します。ぜひ参考にしてください。 ▼会社員で「年収1000万円」以上の割合は? 大企業ほど高年収を目指せる?
3DCGデザイナーとは
3DCGデザイナーとは、モデラー・エフェクター・アニメーターなどの総称です。3DCGはCGと略されることもあり、CGデザイナーとも呼ばれています。 3DCGは、アプリやゲームをはじめとして、映画や映像、建築、ファッションなどさまざまな業界で活用されているのが特徴です。 3DCGデザイナーの主な業務は、次のとおりです。 ●キャラクターや背景などをCGソフトで作成するモデリング業務 ●キャラクターなどに動きをつけるアニメーション制作業務 ●炎や水、煙といったエフェクト制作業務 主な業務以外にも3DCGの使い方によって、さまざまな職種の方と協力して多岐にわたる業務を行います。
3DCGデザイナーの給与水準
3DCGデザイナーの平均年収は、300万円~500万円程度といわれています。一般的に、給与は年齢とともに上がっていく傾向がありますが3DCGデザイナーの場合、3DCGや映像制作に関する知識や技術を持っていることが前提となるため、これまでの経験や実績・成果に応じて評価される傾向があるようです。
3DCGデザイナーのキャリアパス
3DCGデザイナーのキャリアパスには、スペシャリストとゼネラリストの2つに分けられます。 スペシャリストの場合は、特定の分野に特化した知識やスキルが必要であり、その分野に関してより深く掘り下げていくことが求められます。いわゆる世界で上映される大作映画のような作品の制作にかかわりたい方は、スペシャリストを目指すのがおすすめです。 一方でゼネラリストの場合は、幅広い分野の知識やスキルを用いて活躍することが求められます。3DCG制作の作業全体を通してのスキルが身につくため、将来的に「CGディレクター」にキャリアアップしたい方におすすめです。