地元の「公立中学校」に進学する息子の制服代が「10万円」とのこと…地方住みですが、こんなに高いのは普通なのでしょうか?
制服代以外で必要な学費
公立学校の場合授業料はかかりません。しかし、修学旅行費や学用品など、制服代や授業料以外でもさまざまな費用が発生します。文部科学省の「令和3年度子供の学習費調査」によると、費用の発生しない授業料や入学金を除いた公立中学校の学校教育費項目と平均額は以下の通りです。 ・修学旅行費等:1万5824円 ・学校納付金等:1万4538円 ・図書・学用品・実習材料費等:3万2368円 ・教科外活動費:2万4172円 ・通学関係費:3万9516円 ・その他:5424円 仮に平均費用がかかったとすると、13万1842円です。もし今後子どもが中学校に入学する予定なら、中学校1年間の学費として20万円ほど用意をしておくと、万が一平均費用より出費が多かったとしても対応しやすくなるでしょう。
自治体によっては約10万円になる可能性もある
公立中学校であっても、制服の費用は自治体によって異なります。例えば、詰め襟(学ラン)の上下セットの費用は、2023年時点で栃木県(宇都宮)が平均5万1367円と最も高い結果でした。平均額が最も低い広島県(広島)と比べると、2万6000円近い差があります。 制服を実際にそろえるときには、シャツや靴下、セーターなども購入するため、費用はさらに発生するでしょう。そのため、制服に10万円かかるケースもあり得ます。 制服を購入するときは、学校やPTAの知り合いなどに必要な枚数を聞いてから購入すると、なるべく費用をおさえつつ子どもの学校生活に支障が出ないようアイテムをそろえやすくなります。中学生は成長期に入ることもあるので、サイズは大きめを選びましょう。 出典 総務省統計局 e-Stat政府統計の総合窓口 小売物価統計調査(動向編) 2023年 結果表 表番号1 【20】 文部科学省 令和3年度子供の学習費調査 2.調査結果の概要(10ページ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部