地元の「公立中学校」に進学する息子の制服代が「10万円」とのこと…地方住みですが、こんなに高いのは普通なのでしょうか?
子どもの中学校入学準備では、スクールバッグや制服を買いそろえる必要があります。いざ購入するときになると、想像よりも費用が高くて驚いた経験のある方もいるでしょう。 学校の制服は、たとえ公立中学校であっても自治体によって制服の代金には差があります。住んでいる自治体がどの程度か知っておくと、事前に費用の準備がしやすくなるでしょう。今回は、自治体ごとの制服代の差や、制服の購入枚数の目安などについてご紹介します。 ▼私立高校の「実質無償化」は年収いくらで対象になる? 支給金額とあわせて解説
都道府県ごとの制服代に差はある?
総務省統計局が公表している2023年度の「小売物価統計調査」によると、都道府県の平均制服代(詰め襟)の上位5つと下位5つは以下の通りです。 上位5位 1位:栃木県(宇都宮)5万1367円 2位:富山県(富山)5万250円 3位:秋田県(秋田)4万9690円 4位:福島県(福島)4万9274円 5位:青森県(青森)4万8190円 下位5位 43位:沖縄県(那覇)2万7130円 44位:岡山県(岡山)2万6655円 45位:和歌山県(和歌山)2万6509円 46位:福井県(福井)2万5800円 47位:広島県(広島)2万5408円 結果を見ると、平均額が最も高い県と最も低い県で2万5959円の差があります。また、今回の調査では都道府県庁所在地を対象としているため、同じ都道府県でも自治体によって金額が異なる可能性もあるでしょう。 さらに、詰め襟以外にもシャツや靴下、靴、ベルト、セーターなど、学校にもよりますが制服にはさまざまなアイテムが必要です。すべて購入した結果、10万円を超える可能性はあります。
制服は何枚くらいあればいい?
学生服を販売しているA社では、制服に必要なアイテムの目安数を以下のように紹介しています。 ・ジャケット:1着 ・スラックス:1枚 ・シャツ(長袖・半袖):各2~3枚 ・セーター:1枚 ・靴下:2~3足 ・ベルト:1本 ・シューズ:1足 ただし、学校によっては購入枚数が決まっていたり、靴下や靴は指定がなかったりするケースもあります。実際に何枚購入するかは、学校へ問い合わせたりすでに入学している子どもがいるPTAの方に聞いたりして決めることがおすすめです。 また、中学生は成長期に入り、身長が大きく変わる可能性があります。最初はゆとりのあるサイズで購入した方がいいでしょう。