ホンダの「小型ミニバン」が“ソロ車中泊”に最適! 初心者女子でも手軽に車内で寝られる「フリード クロスター」がスゴい!
2人で車中泊するなら「ステップワゴン」がマジで使える!
次に、車中泊専門雑誌「カーネル」編集長の大橋さんが提案するのは「父子の冒険オトコ旅」というコンセプトのステップワゴンです。 「父と子の2人旅を想定した車中泊仕様ですが、実は何も手を加えなくても、ステップワゴンの素性の良さを活用しています」とのこと。 外から車内を覗かれないようにするために、前席と後席を分けるセパレートカーテンや、プライバシーシェードを使って目隠ししました。
「窓から冷気が入ってくるので、冬は厚めのシェードが良いかもしれませんが、夏ではこのプライバシーシェードで十分です」(カーネル編集長 大橋さん) 就寝スペースも特別なことはやっていないと言い、「このステップワゴンは2列目がキャプテンシート仕様なのですが、左右に動く機構を使うと車内のセンターに寄せることができます。サードシートとセカンドシートをフルフラットにすることで広大なベッドスペースが生まれます」と、ステップワゴンで平らなスペースを生み出す方法を教えてくれました。 「冬の車中泊対策では、電熱マットを敷いています。電源はポータブル電源から供給しています。 完全なフルフラットではなく、サードシートに段差ができると心配されるかもしれませんが、身長170cm前後の人だとサードシートの段差の部分がちょうど枕になり、セカンドシートの段差は足の下になるのでそれほど気になりません。 それでも段差が気になるなら、エアマットを設置すれば問題ありません」(カーネル編集長 大橋さん) 確かに、リアゲート側に頭を向けて寝転がると段差部分が枕として使えそうで、これなら快適な車中泊ができるというわけです。 「セカンドシートとサードシート下に広大な収納スペースがあるので、そこにたくさんのキャンプグッズを収納できます。 カヤックも助手席を後方に倒すことで載せることができます。 ステップワゴンは広大なスペースを持っているので、多くの荷物を積むことができるのが魅力です」(カーネル編集長 大橋さん) 2人分のキャンプのグッズはもちろん、カヤックといった長尺物も積載可能なステップワゴンの収納力の高さに、改めて驚かされました。 ※ ※ ※ フリード クロスター(5人乗り仕様)やステップワゴンでは、特別なアイテムを用意しなくても快適な車中泊ができそうです。 布団だけ持ってとりあえず車中泊をスタートさせてみるのも良いかもしれません。
雪岡直樹