先発ローテ再編に次ぐ「岡田の大ばくち」第2弾は和田豊2軍監督の1軍打撃コーチ配転か 「鬼筆」越後屋のトラ漫遊記
貧打解消策として、和田豊2軍監督(61)の1軍打撃コーチ配転という〝岡田の大ばくち〟はあるのでしょうか!? 連覇を目指す阪神の岡田彰布監督(66)は、23日のDeNA戦(甲子園)が雨天中止となるや、日曜日のマウンドを託してきた才木浩人投手(25)の先発を週の頭の火曜日(25日の中日戦=倉敷)に変更。先発ローテを再編し、昨季のMVP・村上頌樹投手(26)から先発の軸を代えました。シーズン途中の〝エース交代〟は大ばくちですが、では貧打状態は手付かずのままでいい? 打線の援護がないとローテ再編も意味をなさない…という心配が付きまといますね。 【写真】一緒にラーメンを食べる阪神・才木浩人と大竹耕太郎 ■団子状態のセ・リーグ 日本野球機構(NPB)やセ・リーグ6球団にとって理想的なペナントレースが進行しています。交流戦が終了し、各球団ともに60試合以上を戦った結果として、首位の広島(64試合で33勝27敗4分け)から6位の中日(68試合で29勝34敗5分け)までのゲーム差はわずか5・5です(成績は23日現在)。このままの団子状態が100試合過ぎても変わらなければ、その時点で全6球団に優勝のチャンスが残ることになります。 「つまり6球団のファンはみんな、優勝のチャンスがあってシーズンの終盤戦を応援できる。こんなシーズンはほとんどない。全部のファンがさあ優勝だ…と燃え上がるわけだ。観客動員もすごいことになる。本当にそこまでもつれるかどうかはわからないが、一度はそんなペナントレースを見てみたい」とは球界OBの言葉です。 確かに23日現在で勝率5割以上が4球団。ヤクルトと中日もまだまだ巻き返し可能な借金5でとどまっています。長くプロ野球を取材してきましたが、6月下旬でここまで6球団の成績が拮抗(きっこう)している展開は記憶にありません。成績表の下にいるヤクルトや中日にも十分に逆転Vの可能性はあるし、逆に上位にいる球団が結果的にBクラス転落でシーズンを終える可能性だってあり得ます。 ■才木は〝魔の火曜日〟に