【危険】3カ月以上長引くせき「肺NTM症」が増加傾向 日常に潜む菌で感染…死亡者数は結核の1.5倍 中高年・女性・痩せ型の人は特に注意
死者数は結核の1.5倍 通年で感染リスク
日常に潜む「菌」から、どうやって身を守ればいいのでしょうか? 南宮医師によると、浴室や台所などの水回りを清潔に保つことが大切だといいます。 お風呂の追いだきを避ける、浴槽やシャワーヘッドの掃除を行いぬめりをとり、しっかり換気をする。この時、しっかりとマスクを着用し、水しぶきを吸い込まないよう注意してください。 また、家庭菜園やガーデニングを行う際も、風が強い日はマスクをして行うようにしてください。 南宮湖医師: 感染対策についてはまだ研究が進んでいないので、医師や専門家によっても大きく意見が異なるというのが現状です。その中で診察室で心がけているのは、できる範囲でやって頂くと。その中でも、できるならばこのようなことをやると。ただ、一方で神経質になりすぎないのも重要です。 南宮湖医師: 今現在、患者さんの数が増えておりますので、菌自体は弱毒なんですけども、中にはどんどん進行してしまう人もいると。死亡者数の統計ということに関しては、実はすでに結核を凌駕している。結核の1.5倍程度といわれています。 MC谷原章介: えっ、ヒト-ヒト感染しないということは、そこまで強い病気ではないんですよね?それでも、結核の1.5倍も亡くなっている…。 南宮湖医師: はい、最新のデータではそうなっております。 フジテレビ解説委員 風間晋氏: 日常生活で気をつけても、気をつけようがないみたいな感じではあるし、長引くのはすごく不安になるじゃないですか、気持ち的にも。いやぁ…なんとかして防ぎたいですね。 金子恵美氏: せきが長く続くと苦しいですし、肺炎とかに悪化していくということなんですか? 南宮湖医師: そうですね、徐々に体重が減少したり、呼吸の筋肉が落ちたり、肺の病変が増えていくという形になります。食欲も落ちる方が多いですね。 (肺NTM症の原因となる菌は)環境に常在しているので、常にリスクがあるといえばある。季節性はないと。 (「めざまし8」12月25日放送より)
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