公開対局に熱気「高槻将棋まつり」…関西将棋会館の式典前に
大阪府高槻市の安満遺跡公園で16日、将棋の谷川浩司十七世名人らを招いて「高槻将棋まつり」が開かれた。男女ペアによるペアマッチ公開対局などが行われた。同市では来月、新しい関西将棋会館が一般公開される予定で、この日の会場も多くの将棋ファンで盛り上がった。 【地図】大阪府
高槻将棋まつりは今年で3回目。公開対局は4組のトーナメントで、1手30秒以内に指し、5手ごとにペアが入れ替わるルールで行われた。稲葉陽八段・北村桂香女流二段ペアと、佐々木大地七段・貞升南女流二段ペアの対局は、互いに攻撃をしかける白熱した戦いとなり、佐々木・貞升ペアが制した。
谷川十七世名人や地元出身の古森悠太五段、タレントで「将棋のまち高槻」PR大使のつるの剛士さんらのトークショーもあった。つるのさんが「地元からタイトルホルダーが出てきてほしい」と話すと、古森五段は「責任を感じる。子どもたちの憧れになれるよう頑張る」と応じた。
谷川十七世名人は、17日に関西将棋会館の開館記念式典があることに触れて「ショップなどが入るので、多くの人に利用してもらえれば」と話した。