〔東京株式〕下げ渋り=金利上昇でバリュー株に買い(13日後場中盤)
(13時40分)日経平均株価は下げ渋り。前日の米国株安と米株先物の下落を受けて一時は前日比500円超安まで売り込まれたが、長期金利の上昇を受けてバリュー株や金融株に買いが入り下げ一服。為替が1ドル=154円台でもみ合っていることも株価の下支えになっているとみられる。 (後場寄り)後場の日経平均株価は前日比367円12銭安の3万9008円97銭で始まるなどやや下げ幅を縮小している。前場に値を下げていた7&iHD <3382> に買い注文が殺到しているほか、値下がりしていた銘柄に値頃感からの買いが入っている。 (前引け)【プライム】日経平均株価の終値は前日比422円65銭安の3万8953円44銭と軟調。市場では「これまで上昇していた米株先物に達成感からの利食いが出て連れ安している」(国内運用会社)との見方があった。東証株価指数(TOPIX)は、26.98ポイント安の2714.54。 52%の銘柄が値下がりし、値上がりは45%。出来高は11億1251万株。売買代金は2兆2867億円。 業種別株価指数(33業種)はその他金融業、医薬品、精密機器などが下落。上昇は石油・石炭製品、水産・農林業、倉庫・運輸関連業など。 【スタンダード】スタンダードTOP20は下落。出来高は2億6558万株。 【グロース】グロースCoreは小幅安。グロース250は上昇。 (10時30分)日経平均株価は前日比300円超安となるなど下げ幅を拡大し、一時3万9000円を割った。前日の米市場でフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が下落したのを受けて、半導体関連の一角が売られているほか、朝高のソフトバンクG <9984> がマイナス圏に転落したことが株価を押し下げている。 (寄り付き)日経平均株価の始値は前日比58円94銭安の3万9317円15銭と下落して始まった。前日の米国市場で主要株価指数が下落したのを引き継ぎ、売りが先行している。