米最高裁判事の引退を望む声 民主、トランプ政権に先手
【ワシントン共同】米大統領選で敗北した民主党から、連邦最高裁判事9人のうちリベラル派最高齢で糖尿病を患うソトマイヨール判事(70)に対し、来年1月の政権交代前に引退を望む声が出ている。米メディアが8日報じた。バイデン政権の間に若いリベラル派判事を後任に指名し、トランプ次期大統領が保守派判事を送り込むことに先手を打つ狙いがある。 最高裁判事は終身制。トランプ氏が在任中に送り込んだ3人と合わせ現在は保守派が6人で、人工妊娠中絶の権利や銃規制を巡り保守的な判断を重ねてきた。 判事就任には上院の承認が必要。現在は民主党が僅差で多数を握る。