【岩手県 2024年版】 夏の絶景・風物詩10選「滝観洞」天の岩戸を彷彿とさせる神秘空間
この季節、この場所でしか見ることが出来ない景色を見に、出かけてみませんか。 青い海と空が眩しい夏らしさ全開のビーチ、気持ちのいい風が吹く避暑地、そしてお祭りや花火など夏ならではのイベント……。日本全国にはまだ見ぬ夏の魅力がたくさんあなたを待ち受けています。 【画像】名物のだんごと絶景が楽しめる厳美渓ほか、岩手の夏の絶景10選を写真ですべて見る。 「いつか」ではなく、夏休みの旅行の参考に。岩手の夏の絶景・風物詩10選をお楽しみください!
◆滝観洞
「滝観洞」は、およそ3億年前にできたといわれる石灰岩の鍾乳洞。 洞窟の入り口から880メートル進んだ先には、高さ60メートル、周囲50メートルの洞窟ドームがあり、天井の裂け目から流れ落ちる「天の岩戸の滝」は、落差29メートルと洞窟内滝として国内最大級のスケールを誇る。その神秘的な美しさをぜひ体感したい。 「滝観洞」は今も調査中で、一般公開されている先にも洞窟は続き、2つの滝と底が見えない地底湖の存在が確認されている。その総延長は5000メートルを超えると言われ、全貌の解明が待たれる。 洞窟の外には2024年4月に「おらいの滝観洞」がオープン。滝観洞観光センターがリニューアルしたもので、2階の蕎麦テラスでは、夏季限定メニューとして天然水と一緒に蕎麦が流れてくる滝観洞名物の「滝流し蕎麦」がいただける。また、新名物として住田町のブランド豚「ありすポーク」を使った「滝流しカレー」が登場。滝観洞に入る前後に立ち寄りたいニュースポットだ。 滝観洞(ろうかんどう) 所在地 岩手県気仙郡住田町上有住字土倉298-81
◆厳美渓
「厳美渓」は名峰・栗駒山から流れる磐井川の浸食によってできた渓谷。約2キロメートルにわたり奇岩、甌(おう)穴、滝、深渕が連なる変化に富んだ渓谷で、国の名勝および天然記念物に指定されている。 渓谷を流れる水流は翡翠色の輝きを見せ、深い緑に覆われた岩盤の景色はため息が出るほど美しい。渓谷沿いには往復45分ほどの散策路が設けられ、清流のせせらぎを耳にしながら大自然を満喫できる。 また、散策路の途中にある吊り橋「御覧場橋」からは、上流の荒々しい流れと下流のゆったりとした流れの両方が見られ、この不思議な光景は見る人を驚かせる。 歩き疲れたら、名物のだんごを食べながら一服したい。 厳美渓(げんびけい) 所在地 岩手県一関市厳美町字滝の上地内