佐々木朗希のメジャー挑戦、「大きな戦力ダウン、大きな痛手には間違いない」ロッテ・黒木投手コーチは認めつつエール
ロッテの黒木知宏投手コーチが11日、今オフにポスティングを利用して大リーグに挑戦する佐々木朗希投手にエールを送った。 ◆ロッテ・佐々木朗希、巨人・大勢からナゾの魔球教わる【写真】 「活躍してもらいたい気持ちが強いです。小さい頃からの夢を描いている選手たちが一つ、二つ上のステージに上がるっていうことは、いち野球ファンでもあるし、携わった人間からすると、やっぱりいい成績というか、いい夢を実現させてもらいたいですね」 今季10勝を挙げた右腕が抜けるとなれば、チームに与える影響は計り知れない。黒木コーチも「朗希がもしアメリカに行って、契約が決まるということになると、大きな柱というものがなくなる。それは大きな戦力ダウンであり、大きな痛手には間違いないですよね」と認める。ただし、佐々木が抜ける状況も想定してすでに投手陣の再編成を開始。「今いる選手たちでポスト(佐々木)ということではなく、みんなでレベルアップをしていく。そしてみんなで束になってチーム力、投手力を上げていかなければならない。そういうところをいま(吉井)監督も含め、建山コーチであったりとか、ファームのピッチングコーチらと、今いる選手と補強された選手をどうバランス良く組んでいくかっていうのをやっている状況です」 松本球団本部長は佐々木の穴を埋める候補として中森、田中晴と若手右腕の名を列挙した。黒木コーチは新球チェンジアップを習得中の田中晴について「素材的には非常に楽しみな選手。間違いなくこのチームでも重要な柱になっていかなければいけない選手です」と期待した。
中日スポーツ