BYDの新たな主力モデル「シーライオン7」 テスラより安価、約870万円で欧州シェア拡大狙う
インテリアにも新機能を導入
インテリアとしては、新しい音声コントロール・システムを備えた回転可能な15.6インチのインフォテインメント・タッチスクリーンが装備されている。 この音声コントロール・システムは、車内の4つのゾーンから5人の乗員のうち誰が話しているかを検知し、その人が座っている場所に応じた調整を行うことができるという。例えば、後部座席の人が温度を下げるように指示すれば、後部座席のクライメートゾーンが調整される。 また、10.25インチのインストゥルメント・ディスプレイ、4つのUSBポート(前方に2つ、後方に2つ)のほか、ビークル・ツー・ロード(外部給電)ソケットも装備されており、車載バッテリーから最大3.3kWの外部機器に電力を供給することができる。 トランク容量は、5人乗車時で520L、後部座席を倒した状態で最大1789Lとなる。 シーライオン7の英国での納車は来年初頭に開始される予定である。 BYDは2025年内に欧州市場で新型の6車種(EV 3車種、PHEV 3車種)を発売する予定で、シーライオン7はそのうちの1台である。
チャーリー・マーティン(執筆) 林汰久也(翻訳)