《超大量》デプスルアー50種類を片っ端から生存確認、定番・廃盤にはどんな理由があったのか。
《生存》2008年 発売「チューブリンガー」
廃れてしまったチューブというジャンルを考古学者のように掘り起こし、再構築した異形系ワーム。ボトムジャークメソッドはカバースキャットを先取りしていた。
《生存》2009年 発売「DC-300 キックバッカー」
中層のただ巻きでも“抜ける”アクションを生む、3.5mダイバー。カスカベルよりもさらに浅い潜行角度で潜るので、巻き抵抗は軽い。
《廃番》2009年 発売「ベアクロー」
チューブのような中空ボディにフラットなアームを持つ、千藤卓さん(当時プロスタッフ)謹製のクローワーム。スピーディーなジグ撃ちが可能でタフったときによく釣れた。 「まあ、千藤兄弟が辞めたからね…」(奥村)
《廃番》2009年 発売「マッドボール」
松下雅幸さん入魂のストレートワーム。発売当初はドライブワッキーというリグとともに売り出していた。 「もうまっつんが使ってないからね、そもそも。モノとしてはいいけどな」(奥村)
《廃番》2009年 発売「プロップジグ」
大きなプロペラを搭載したスイムジグの新種。出る前も出た後も似たようなルアーがない。 「深いところを狙えるペラ付きジグなんだけど、日本全国どこでも使えるものではなく、やっぱりちょっと難しすぎた。俺的には弱点を克服してよりよいモノにしたいという思いもあり、一旦廃番」(奥村)
《生存》2009年 発売「バンブルシャッド」
デプス初のシャッドテールワーム。大きなテールが強いウォブリングを生む。スコーンリグ全盛期に発売され、単日ロクマル4本やナナマルなど伝説的釣果を叩き出した。 「スイムジグとノーシンカーテロテロ巻きが釣れるね」(奥村)
《廃番》2009年 発売「ナパーム」
ポッパーを沈むワームにしてピンテールを付けたような…謎めいたワーム。秘密の力があるらしく、某有名プロが関東中の在庫を買い漁ったとか。 「これは天才的なワーム」(奥村)
《生存》2010年 発売「BMホッグ」
なぜか人気があったわけでもない5in1クローをモチーフに作られた変種ワーム。ボディをデスアダー仕様にすることで致命的な弱点を克服している。
《生存》2010年 発売「パルスコッド」
奥村さんがオーストラリア奥地で釣ったマーレイコッドがモチーフになったというパルスコッド。平らなカップ面と内蔵されたスプリングウェイトが特徴。オリジナルから9年後にJr.が発売されたというのも珍しい。