地震などの災害に役立つ最新キャンピングカー用品。簡易トイレやポップアップルーフに熱視線
また、環境に優しいこともポイントだ。一般的なキャンピングカーなどに使われるカセット式トイレでは、ブラックタンクと呼ばれる排泄物を溜めるタンクを使う。タンク内には、排泄物を溶かす化学溶剤などを使うことで、臭いなどを防ぐ仕組みとなっている。一方、クレサナは、排泄物を溜めるフィルムライナーを熱圧着で完全密閉することで、臭いやバクテリアの発生を防止。溶剤や薬剤は不要だ。 しかも使用済みのフィルムは、各自治体の分別ルールにもよるが、家庭ゴミなどで簡単に処理することも可能。一般的なキャンピングカー用カセット式トイレの場合は、ブラックタンク内の排泄物を処理するのに苦労する。タンクを車内から取り出し、中の汚水を処理する(捨てる)必要があるからだ。自分のものとはいえ、汚水を扱うのにはやや抵抗のある人も多いことで、結局は使わないユーザーも多い。
対して、クレサナであれば、圧着したフィルムライナーを本体下部から取り出して捨てるだけと簡単だ。しかも、あらかじめ投入している凝固剤が排泄物を固めているため、汚水を触っている感覚もなく、気軽に処理を行える。 また、フィルムライナーは用途に応じて使用する長さを変えることが可能。圧着した状態を大便用の「大」、小便用の「中」、子ども用の「小」といった大きさに変えられる。排泄物の量などに応じて使えるため、無駄なフィルム量を使わず経済的だ。なお、1本のフィルムライナーは平均36回分。使用後のフィルムライナーは本体に約8回分をストックすることができる。
さらにクレサナは、水洗トイレと違い、おむつやウェットティッシュ、生理用品なども処理することが可能。また、使用する専用のフィルムライナーは、バクテリアバリア機能付きのため、医療現場で排出される感染性廃棄物(感染性疾患の患者の排泄物、使用済みおむつなど)にも対応。衛生的なことで、被災地やキャンピングカーだけでなく、介護現場や医療現場など、多様な場所での使用が可能だ。また、トイレの設置に必要なのは、使用後のフィルムライナーを熱圧着するためのDC12V電源のみ。電源を接続し、新品のフィルムライナーをセットすれば、すぐに使うことができる。