「自分が、自分が」という人には要注意! 信頼できる人と信頼できない人の見極め方
「自分が、自分が」と言っている人は、結局、自分のことしか考えなくて、自分の利益を最優先します。結果として、「For Me」が強い人と付き合うと、その人のペースで振り回されて、トラブルに巻き込まれたり、いろいろ大変な目にあうのです。 「For You」の人は、相手のことに関心があり、自分よりも相手に興味が向いています。そして、精神的にも余裕があります。 もちろん誰でも、自分のやりたいこともあって、「自分が」という欲求もあると思いますが、「For You」の人は相手との距離感を保って接することができ、自分をコントロールできる人です。 「For Me」か「For You」かは、ゼロヒャクでどちらかに分かれるわけではありません。あくまでも、傾向性です。誰でも「自分のため」「相手のため」という2つの側面は持っていて当然で、あくまでもそのバランスが重要です。 その割合を、人物観察で見極めていくのです。
【ToDo②】自分が「ギバー」になる
自己啓発書には、「ギバー(Giver)」すなわち「与える人」、そして「テイカー(Taker)」すなわち「受け取る人」「奪う人」という言葉がよく使われます。 「For You」の傾向が強い人が「ギバー」で、「For Me」の傾向が強い人が「テイカー」です。 ギバーの傾向が強い人とお付き合いすることができれば、あなたはたくさんのものを得られるはずです。しかし、そういう人にあなたが近づいても、「まったく相手にされない」ということがあるかもしれません。 心理学で「同属性の法則」という概念があり、人は自分に近い性格傾向の人を好みます。つまり、「ギバー」は「ギバー」を好み、お互いに助け合い、貢献し合い、高め合います。圧倒的なスピードで自己成長し、ビジネス的にも急成長するのです。 こうした人たちは、「テイカー」を瞬時に見抜き、決して付き合わないようにします。あなたが「ギバー」から相手にされないとしたら、「For Me」の傾向、「テイカー」の傾向が強いことを見抜かれているからです。 一方で、「テイカー」は「テイカー」を引き寄せます。自分のお金儲けばかり考えている人が、「詐欺的な儲け話」にダマされたり、会社のお金を社員に持ち逃げされたという話をよく聞きます。 テイカーの周りには、「自分のことしか考えない人」が集まるので、ダマし合いや、お金の奪い合いが勃発するのです。もしあなたが、人からダマされたり、お金のトラブルに遭うのだとすれば、それはあなたに「テイカー」の傾向が強い可能性があります。 「自分のこと」同様に「相手のこと」を大切にする心を持たないと、さらなるトラブルに見舞われるでしょう。 信頼できる人と付き合う方法は簡単です。自らが「信頼できる人」になることです。自ら「ギバー」となって人に与えることからはじめましょう。そうすることで、「ギバー」を引き寄せ、「信頼できる人」を引き寄せることができるのです。