【ロッテ】菊地吏玖が地元北海道・苫小牧で小学生50人にソロ野球教室 知名度アップの実感は…
ロッテ菊地吏玖投手(24)が7日、地元の北海道・苫小牧で野球教室を行い、知名度アップを誓った。 苫小牧市ふるさと大使を務めている菊地は、同市主催の「菊地選手 凱旋(がいせん)!少年野球教室」で講師役を務めた。約50人の少年少女を前に、走攻守すべてを1人で教える大役だった。 22年ドラフト1位右腕は地元のヒーローかと思いきや、知名度は「いいえ、ないです」と真顔で答えた。今季は中継ぎで20試合に登板。「20試合(登板の投手)はたくさんいますし、中継ぎの特性上、目立ちにくいのもある。僕も小学生時代に中継ぎの選手はあんまり知らなかった」と自身の少年時代を振り返った。来季目標の50試合登板に加え、「特に(地元)エスコンでの試合は意識して投げたい」と知名度アップをもくろんだ。 野球教室では小学生へシンプルにコーチング。「まだ体が成長している途中。あれこれ言うよりは、とにかく体を大きく使ったりとか、目いっぱいプレーしてほしい」と指導に当たった。伝えたいことをかみ砕く過程で「自分の中でも考えがシンプルになった。僕も(シーズン中に)投げていて考えていくうちにフォームが小さくなるときもあると思った」と、講師役がプラスに働いた点も語った。 菊地は札幌大谷から専大を経て、22年ドラフト1位でロッテに入団。1年目は先発で1試合のみの登板だったが、今季から中継ぎに転向して20試合に登板した。