【週末J2まとめ】横浜FCが5連勝で上位に肉薄。上位対決となった長崎と仙台の一戦は劇的な形で痛み分け|Jリーグ
【国内サッカー ニュース】明治安田J2リーグは6月16日と17日に第20節が開催。首位の清水エスパルスが敗れて勝ち点を伸ばせなかった中、2位のV・ファーレン長崎と3位の横浜FCが勝ち点差を縮めることに成功した。
上位陣に明暗が分かれる週末となった。 首位に立つ清水エスパルスは敵地で愛媛FCと対戦。連勝を目指す清水としては立ち上がりから攻勢をかけていきたいところだったが、開始早々に窪田稜にゴールを決められて先制点を許す苦しい展開を強いられてしまう。 なかなか同点弾を奪うことができないと、後半は愛媛の攻撃に苦戦。59分には曽田一騎にゴールを奪われてリードを広げられると、終了間際にも失点を喫して3失点での完敗となった。一方、愛媛は連勝で順位を9位としている。 2位の長崎はベガルタ仙台との上位対決に臨んだ。試合は誰にも予想できない劇的な結末となった。試合はエジガル・ジュニオのゴールで前半のうちに長崎が先制する展開となったが、55分に郷家友太のゴールで追いつかれると、後半アディショナルタイムに入って90+3分に松下佳貴にゴールを許し、土壇場で逆転される展開となってしまう。 だが、ここで試合は終わらなかった。90+6分、ラストプレーとなったFKを途中出場のフアンマ・デルガドがヘディングシュート。これがゴールネットを揺らし、劇的な同点弾が生まれて試合は終了した。互いに勝ち点3が欲しかったものの、苦しみながらも勝ち点1を手にし、首位との差を縮めている。 また、3位の横浜FCは敵地で藤枝MYFCと対戦。立ち上がりは横浜FCが少し押し込むも、藤枝が徐々に落ち着いてボールをつなぐようになり五分の展開で推移する。それでも20分、中野嘉大がドリブルで突破したところから折り返しを小川慶治朗が流し込んで先制に成功。さらに24分には再び小川がニアに飛び込んでリードを広げた。 後半は選手交代で反撃に出た藤枝MYFCが51分に1点を返すが、54分に退場者を出して反撃もそこまで。85分にカウンターから室井彗佑が決定的な3点目を奪って横浜FCが勝利を手にした。横浜FCは四方田修平監督就任後初の5連勝となっている。 そのほか、ザスパ群馬に競り勝ったレノファ山口FCとロアッソ熊本を下したファジアーノ岡山がそれぞれウノゼロで勝利。ジェフユナイテッド千葉は徳島ヴォルティスを破り、3連勝で上位との勝ち点差を縮めている。 ■J2リーグ第20節 結果 藤枝 1-3 横浜FC 鹿児島 2-1 山形 いわき 1-1 甲府 水戸 1-0 秋田 仙台 2-2 長崎 愛媛 3-0 清水 熊本 0-1 岡山 大分 0-2 栃木 群馬 0-1 山口 千葉 1-0 徳島