中国発超大作RPG「黒神話:悟空」、TGAのゲーム・オブ・ザ・イヤーにノミネート
ゲーム界のオスカー賞とも呼ばれる「ザ・ゲーム・アワーズ(TGA) 2024」のノミネート作品が発表された。中国初のAAAタイトル(多額の開発費を投じた超大作ゲーム)「黒神話:悟空」が、最優秀作品「ゲーム・オブ・ザ・イヤー(GOTY)」の候補作となり、ベスト・モバイルゲームなどその他3部門にもノミネートされた。これまでにもmiHoYoの「原神」と「崩壊:スターレイル」がベスト・モバイルゲームを受賞しているが、黒神話:悟空が中国製ゲームでは初のゲーム・オブ・ザ・イヤー受賞作となる可能性が出てきた。 黒神話:悟空は世界的なヒット作となり、中国製ゲームの売り上げ記録を塗り替え続けている。ビデオゲーム調査会社VG Insightsによると、ゲーム配信プラットフォーム「Steam」での販売本数はすでに2200万本を突破し、売上高は11億ドル(約1660億円)を超えている。PS(プレイステーション)5パッケージ版が12月12日に北米や欧州などで発売されるほか、2025年には韓国や東南アジアなどのゲーム市場にも進出する予定となっており、販売本数がさらに増加するのは確実だとみられる。
TGAの授賞式は、12月13日に米ロサンゼルスで開かれる。ゲーム・オブ・ザ・イヤーには、黒神話:悟空のほか、「ELDEN RING Shadow of the Erdtree(DLCコード版)」「Balatro」「Metaphor:ReFantazio(メタファー:リファンタジオ)」「Astro Bot」「Final Fantasy VII Rebirth(FF7リバース)」の5タイトルがノミネートされている。 *1ドル=約151円で計算しています。 (36Kr Japan編集部)