α・Z世代男子の「脱毛意識」 スキンケア以上に悩みは深い!?
まだ成長期であるティーンの頃に、レーザー脱毛をすることに問題はないのだろうか?「医療行為としては問題ありません。皮膚の観点からすると、カミソリや毛抜きを使ってご自身で脱毛するより、肌にダメージを与えにくい面があるでしょう。医療用のレーザー脱毛と、エステや家庭用脱毛器の違いは『照射の出力』です。不可逆的な効果、つまり照射後にムダ毛が生えてこないのは、医療用レーザーのみ。逆にパワーが弱いと『硬毛化』のリスクがあります」。
硬毛化とは、レーザー脱毛時にまれに発生する症状で、体毛がかえって硬く濃く変成してしまうこと。メカニズムはまだよく分かっていないが、医療用のレーザー脱毛を続けることで、最終的には減毛していくという。
ヒゲにおいても体毛においても、根本的な脱毛を希望するなら、やはり医師のもとで行う医療用レーザー脱毛が、安全かつ確実な方法といえそうだ。しかし、費用の面や居住地によっては、近くに通えるクリニックが少ないなど、現時点ではハードルも存在している。
その一方で、中高生の時点ですでに、脱毛に関心を持つ男性が増加しているのは、紛れもない事実。今後Z世代やα世代が年齢を重ねた時に、脱毛や除毛コスメを取り巻く状況はどう変化するだろう? 少なくとも脱毛は、今後メンズ美容を語る上で欠かせない存在であり、間違いなく拡大していくことを実感した取材だった。