豊川が終盤逆転して3連覇で都大路へ 女子は浜松市立が独走初V、3位の浜松商が地区代表で悲願の全国切符/東海高校駅伝
東海高校駅伝は11月24日、岐阜県山県市の四国山香りの森公園付近特設コースにて行われ、男子(7区間42km)は愛知県大会2位だった豊川が2時間4分41秒で3連覇。地区代表として、2年連続11回目の全国切符を手にした。女子(5区間21.0975Km)は、静岡県大会1位の浜松市立が1時間8分40秒で初制覇。地区代表は、浜松商(静岡2位)が1時間10分31秒で3位に入り、初の都大路出場を決めた。 2024全国高校駅伝代表校一覧をチェック! 豊川は1区の神田悦士(3年)が3位で中継すると、2区の中川拓海(1年)が2位に浮上。4区(8km)で大沼光琉(1年)が、トップに立つ伊賀白鳳(三重2位)と11秒あった差を5秒まで詰めた。6区(5km)の嶋岡希(2年)にタスキが渡ったとき、地区代表を争う伊賀白鳳との差は6秒。嶋岡は14分36秒の区間賞で逆転し、7秒のリードした。7区の鷲野遥都(3年)はトップを守り抜き、3年連続5回目の優勝で全国大会出場権を獲得。豊川は女子が愛知県大会で優勝しており、男女そろって都大路出場となる。 地区代表での全国大会出場を狙った伊賀白鳳は2時間4分49秒で2位。8秒差で都大路出場を逃したが、3区(8.0km)の茂手木英人(3年)が23分42秒で区間賞を獲得した。 女子の浜松市立は1区(6km)の大谷芽以(2年)が19分13秒で首位発進すると、2区(4.0975Km)の河合柚奈(1年)も13分15秒の区間賞で後続との差を拡大する。その後も4区(3km)の柏崎真歩(2年)が9分50秒、5区(5km)の鳥居夕里佳(2年)が16分22秒といずれも区間賞を獲得。一度も首位を譲ることなく、トップでフィニッシュした。 2位は岐阜県大会1位の美濃加茂が1時間10分21秒で入った。3位の浜松商は4区終了時で4位と、地区代表を争う日大三島(静岡3位)に19秒先行されていたが、アンカーの戸塚光梨(3年)が区間3位と好走。前を走る日大三島を逆転し、悲願の全国大会出場を決めた。 全国大会は12月22日、京都市のたけびしスタジアム京都を発着点に行われる。なお、通例の都道府県代表のほかに、今年から男女ともに地区代表が出場する。
月陸編集部