伝統は続く!F1モナコGPが2031年まで6年契約延長!地元で悲願達成のルクレール、歴代優勝記録に臨む
F1モナコGPが2031年までレース開催の契約延長が決まった。既存の契約を2025年までだったが、さらに6年間の延長がされたことになる。 モナコGPは1950年の初開催から続く伝統的なレースであり、ル・マン24時間やインディ500と並び世界3大レースの一つとして知られている。 コースが極端に狭いモナコはドライバーたちの集中力と技術を試す舞台として世界的に有名だ。 F1マシンは、フランスのリヴィエラ海岸沿いにあるモンテカルロの美しい街並みを駆け抜け、象徴的なカジノスクエア、F1で最も低速コーナーのローズ・ヘアピン、地元出身のシャルル・ルクレール(フェラーリ)が泳ぎを覚えたというスイミングプールセクションといった特徴的なコーナーが魅力で、多くの観客と視聴者を引きつけている。 ■今年の優勝者と歴代優勝記録 2024年はシャルル・ルクレールがモナコ出身者として初の優勝を飾った。 最多優勝者として6勝で単独トップに立つのは“モナコマイスター”のアイルトン・セナ、5勝はグラハム・ヒルとミハエル・シューマッハが並び、4勝はアラン・プロストと続く。現役ドライバーではルイス・ハミルトンが3勝、フェルナンド・アロンソやマックス・フェルスタッペンは2勝でニキ・ラウダやファン・マヌエル・ファンジオらに並ぶ。ルクレールとセルジオ・ペレスは1勝ずつしている。 ■2026年から6月開催へ F1は成長を続けており、2024年のモナコGPは累計で7,000万人が視聴し、アメリカでは歴代3位の視聴数を記録し、アメリカ史上最も視聴されたレースとなった。 また、開催日について変更がある。F1開催75周年となる2025年は5月23日から25日に開催されるが、新契約では持続可能性への取り組みの一環として、2026年から6月の第1週末に固定される予定だ。 F1のステファノ・ドメニカリCEOは、モナコ大公アルベール2世殿下ら関係者に感謝を述べ、「ドライバーが勝利を夢見るレース」と敬意を表し、今回の延長によってモナコGPの将来に向けた「持続可能で革新的なパートナーシップが進展する」と述べた。 また、モナコ自動車クラブのミシェル・ボエリ会長も、この契約が「観客にとって最高のレース体験を提供するためのものだ」とし、「モナコGPは世界中で注目され続ける重要なイベントで、今もなお何十万人もの観客を引き寄せている」とF1との関係性の強さを強調した。