50代、転勤族が「捨てないもの&捨てるもの」。家電の箱とタンスはあえて捨てない
●家電の箱とタンスは、じつはわが家では重宝しています
ちなみに、昨今タンスを持っている人って少なくなってきているかもしれませんが、タンスは中身を入れたまま運んでもらうことができるので、わが家では捨てずに重宝しているんです。引っ越しは何回しても毎回とても疲れるから、まだ使いまわせるものは積極的に使いまわすなど、普段からできるだけシンプルに荷づくりを行えるような生活スタイルを意識しています。 たとえばカーテンは毎回買い換えるのは手間なので、必要に応じて手直しを加えて使いまわします。だから今も、じつは少しカーテンの長さが微妙にたりていないんですけれどね(笑)。 また、私の場合は家電購入時の箱は緩衝材とともにとっておくようにしています。そうすればサイズに合わせた入れ物を毎回探す手間も省けますし、なによりテレビや電子レンジ、炊飯器などの衝撃に弱い精密機器が破損してしまうリスクが減ります。 家電の箱って捨ててしまうことも多いと思うんですが、もし引っ越しが決まっていて置き場所に余裕があるならば、とっておくと便利です。
【捨てるもの】引っ越し先のサイズに合わせて追加購入した家具類
引っ越し先の間取りや収納力によって、その家に合わせた家具が必要となることもあります。 たとえば今回のマンションは、リビングにはほとんど収納できるスペースがないし、全体的に見ても収納がかなり少ないです。そのため玄関にひとつ、リビングのダイニングテーブル横にひとつ、合計ふたつの収納棚を買いたしました。 引っ越す家によって、置くことができる収納棚のサイズは毎回異なります。横幅のある棚がちょうどよい場合もあるし、縦長の棚でなければ置けないこともあります。その家のサイズに合わせて購入した収納棚や収納ボックスは、別の家にはフィットしないことがほとんどなので、潔く引っ越しのときに処分してしまいます。 『もったいなくて処分できない』とならないように、なるべく安価な家具を見つけて購入するようにしています。 ただ、すごく安い食器棚を買ったら比較的すぐに扉がズレてきてしまい、結局買い直すことになってしまいました。数年で処分するのだとしても、安すぎるものは注意が必要だと思っています。
【捨てるもの】引き出しのサイズに合わせてつくった仕きりグッズ
キッチンの収納などは物件によりけり。キッチンに付属した引き出しの中など、細かい部分に使用する仕きりは、100円ショップのアイテムなどを活用しています。節約しながら使い勝手を上げつつ、必要がなくなればすぐに外して処分できるようにしています。 こういったグッズにはお金をかけることはせず、毎回100円ショップのアイテムを組み合わせて、引き出しの中を整理しています。私はパズルが好きなので、隙間なくぴったりのサイズで引き出しの中を仕きれたときは達成感を感じられるんです。 引っ越しの機会は人によってさまざまとは思いますが、わが家のようにいつでも動けるという、もののもち方も、ぜひ参考にしてみてください。
小林ユリ