高齢者の独居率、5都府県で3割 国立研究所が50年推計
国立社会保障・人口問題研究所は12日、都道府県別の世帯数について2050年までを推計した結果を発表した。65歳以上のうち単独世帯である割合(独居率)は、20年は全国平均で20・5%だが、50年は27・9%。特に東京、京都、大阪、高知、沖縄の5都府県は30%を超える。 50年の75歳以上の独居率は全国平均が28・9%。神奈川、兵庫、愛媛、鹿児島でも30%を超える。50年は現在50代前半の団塊ジュニアが75歳以上になる。 医療や介護サービスを受ける場合だけでなく、日常生活全般でサポートが必要な人が増える見通しだ。推計は5年ごとに行うもので、今回は20年の国勢調査を基に分析した。