山本由伸「冷静に投げることができた…ストライクゾーンで勝負できた」7回途中1失点WS初勝利
<ワールドシリーズ:ドジャース4-2ヤンキース>◇第2戦◇26日(日本時間27日)◇ドジャースタジアム ドジャース山本由伸投手(26)が、6回1/3を1失点の好投でワールドシリーズ(WS)初勝利を手にした。日本人投手のWS白星は07年レッドソックス松坂大輔以来、17年ぶり。重量ヤンキース打線をわずか1本塁打による1安打に抑える快投が光り、シリーズ2連勝に導いた。 試合後のNHKのインタビューで山本は「とにかく今日の試合に勝てたので、本当にうれしく思います」と喜びをかみしめた。許したヒットは3回にソトに浴びた同点ソロのみ。6回1/3 1失点の投球に「先制点を取ってもらえたので。ホームランで追いつかれましたけど、冷静に投げることができました」。奪三振は4個にとどまったが、86球の省エネ投球。3回2死から11者連続アウトに取り「しっかりストライクゾーンで勝負できた」と振り返った。 大舞台で力を存分に発揮したことには「たまたまです。運良く良いピッチングができたと思います」と謙虚に語り、熱狂的な本拠地の大声援には「選手としてもすごく幸せに思います」と感謝。「とにかくあと2つ全員で勝って、応援している皆さんにお返しというか、喜んでもらえれば」とWS制覇を誓った。敵地に乗り込んで迎える3戦目に向けて「チーム一丸で戦えてますし、この調子でみんなで戦いたい」と意気込んだ。