マウンドを体験するファンを見守る藤川監督（撮影・田中太一）

　阪神の藤川球児監督（４４）が７日、来年３月１６日に東京ドームで行われる米大リーグ・ドジャースとのプレシーズンゲームに才木浩人投手（２６）を先発起用すると明かした。指揮官は「調整よりも勝負を楽しんでいただくためには、最高の選手を（起用するべき）と思っています」と意図を語った。藤川監督との一問一答は以下の通り。 【写真】マウンドを体験したファンとハイタッチをする藤川監督　優しい笑顔が印象的 　　◇　　◇ 　－カブス、ドジャースとの試合が発表された。 　「選手たちもすごく燃えるというか、今の選手がうらやましいというのが一つある」 　－選手にとってもいい経験になる。 　「たくさんの若い選手がＭＬＢに挑戦したいというふうになってきているから、いい意味でアドレナリンも出る」 　－勝ちにいく。 　「いやいや、向こうは何とも思ってないでしょう。それより選手たちが個対個で戦って、どれだけ力の差があるとか、やれた、いけたとかね。向こう（米国）で戦うのと、日本でのプレシーズンマッチでは意味合いが全然違う」 　－阪神は岡田監督時代の０４年にヤンキースに勝った。 　「僕もあの時にムシーナの帽子をいただいた。限られたチームしか試合ができない。なぜこの対戦カードが組まれたか、やっぱりファンの方の多さが一番。対戦できる理由はタイガースファンが多いから」 　－ドジャース戦は才木が投げる。 　「コンディションがありますから。阪神の監督として僕の頭の中では、その日は才木でと思っています」 　－阪神の看板選手。 　「はい。調整よりもやっぱり勝負を楽しんでいただくためには、最高の選手を（起用するべき）と思っています」