世界遺産登録から4年 なのに知られていない!? 函館の縄文遺跡の魅力と課題 「縄文レストラン」って何だ?
「縄文遺跡のある南茅部の魅力を、もっと知ってほしい」。 先月、地元の人たちが、新な企画をスタートさせました。竪穴住居を模したテントの中で料理を提供する「縄文レストラン」です。秋のオープンを目指し、この日は試食会が開かれました。鹿の筋肉を煮込んで作ったコンソメスープやタラの胆のパテなど、「食材を無駄なく余すことなく使う」という縄文人の考えをもとに、イタリアンのシェフが腕を振るいました。
シェフ:「当時の方の考えを学んで、なるべ肝とか胃袋もそうですけれど全部捨てずに、なるべく使って詰め込んでます」。 縄文時代の研究者:「とてもおいしいです。縄文の人たちが自然に感謝していたという気持ちに戻ることが大切なんだろうと思います」。 台湾からの男性:「初体験です。なんか面白くて『自分が縄文人かな』と想像しました」。 函館市の南茅部地区には、縄文文化を支えた豊かな自然が残っています。世界遺産を守り、地域の魅力をどう伝えていくのか?今の時代に生きる私たちが、考えなければなりません。
HTB北海道ニュース