【破産情報】人気ラーメン店も経営 (有)静岡屋が事業停止・自己破産申請へ 負債約1億2800万円 ラーメン店は新たな事業者により再開予定か
帝国データバンク八戸支店が6日に発表した情報によりますと、青森県八戸市の(有)静岡屋は、1月6日付で事業を停止し、自己破産の申請準備に入ったということです。 ▼ヤマダホームが事業停止・自己破産申請へ 負債約2億円 以下、情報の詳細のほぼ全文です。 (有)静岡屋は、1954年4月に創業し、82年11月に法人改組されています。長らく、削り節や昆布などの乾物類の卸売を手掛けるなか、2021年に「だし拉麺きんざん八戸店」を開設、さらに2023年には千葉市内に「だし拉麺きんざんイオンモール幕張新都心店」を開設し、飲食事業を拡大させていました。 年売上高は、長らく8000万円前後で推移していましたが、ラーメン店の開設によりピーク時の2023年9月期には約1億7500万円を計上していました。 しかし、東日本大震災の津波被害で冷凍倉庫が被災したほか、主力としてきた乾物卸は競合から低収益体質が続き、債務超過に陥っていました。そうしたなか、ラーメン店への出店費用や増加する人件費の負担に加え、昨今の原価高騰も響き、2024年9月期の年売上高は約1億6100万円に対して赤字決算を余儀なくされ、資金繰りの悪化から今回の措置となったということです。 負債は2024年9月期末で約1億2800万円(うち金融債務は約1億1500万円)。 なお、ラーメン店2店舗については、新たな事業者により再開予定だとしています。
青森テレビ