<キラッとプリ☆チャン>話題の“Vミュ”とは? 3DCGアニメ、バーチャルライブでもない新たな表現
アニメのキャラクターがバーチャル空間でミュージカルを繰り広げる“バーチャルミュージカル(Vミュ)”。アニメやゲームなどが人気の「プリティーシリーズ 」などをプロデュースしたタカラトミーアーツの大庭晋一郎さんが提唱する新しいエンターテインメントで、バーチャル・エイベックスが手掛ける2本立ての「バーチャルミュージカル ハイスクール! キラッとプリ☆チャン」が2、3月に配信された。Vミュとは一体何なのか? 大庭さんとバーチャル・エイベックスのプロデューサーの原佳祐さんに聞いた。 【写真特集】新たな表現“Vミュ”とは? ビジュアル一挙公開
◇スピンオフではない
バーチャル・エイベックスは、VTuberなどの生配信、ライブ、イベントを企画、運営する企業で、VTuberのマネジメント、生配信やライブのシステム開発、音楽、映像、キャラクターデザイン、3DCGモデリング、モーションキャプチャーなども手掛ける。
「プリティーシリーズ」と「アイカツ!シリーズ」がコラボした「ドリコラFes.~アイカツ!シリーズ&プリティーシリーズ~」、「キラッとプリ☆チャン」の「バーチャルライブキラッとプリ☆チャン みんなのいいねで何かがうまれる!?キラッとバーチャルライブ!」、「アイドルランドプリパラ」の「ゆいのユメユメバーチャルライブ~アイドルだらけのビーチファイト延長戦!~」といったバーチャルライブも手掛けてきた。
大庭さんによると、「プリティーシリーズ」のバーチャルライブを開催する中で、可能性を感じ、Vミュに発展していったという。
「『アイカツ!』とのコラボの際、展覧会を開催したのですが、せっかくのコラボなので、歌と踊りでも表現したくてバーチャル・エイベックスさんにお願いして、バーチャルライブを開催したのが始まりで、バーチャルでどこまでキャラクターをイキイキと見せられるかと思い、『キラッとプリ☆チャン』の5周年ライブや『ゆいのユメユメバーチャルライブ』ではバラエティー番組のようなライブにチャレンジしました。アニメのキャラクターという作られた世界観でバラエティー番組風にするのは、難しいところもあるのですが、うまくいったんです。やっている中で見えてきたところもあるのですが、これまでにない新しいことができるのではないか?とさらなるチャレンジとして生まれたのがVミュです」