井上明里が全日本を最後に2度目の引退「苦しい事ばかりでしたが最後までやりきることができました」<SMASH>
女子テニスの井上明里が、10月8日に自身のインスタグラム(@akariinoue0804)を通じて、現在開催中の「全日本テニス選手権」で現役引退したことを報告した。 【画像】井上がインスタグラムに綴った投稿原文 現在36歳の井上は3歳でテニスを始め、沖縄尚学高等学校と早稲田大学を経て2012年8月にプロに転向すると、ダブルスを中心に国内外で活躍した。2019年に一度選手活動から離れたものの、22年に復帰し、出身の早稲田大学や日本リーグの橋本総業チームの活動に貢献しながらツアーを回っていた。 今年6月にはITF(国際テニス連盟)ワールドツアー「W15東京 大東建託オープン supported by JWT50」(東京・有明)で小関みちかと組んだダブルスで優勝し、「この年で優勝できるとは思っていませんでしたが、まだまだ頑張ろうと思います」とスピーチした井上だったが、7日にプレーした全日本のダブルス1回戦が現役最後の試合となった。SNSには下記のように綴った。 「昨日の全日本選手権をもって、選手生活を終えることにしました。紆余曲折しまくりの選手人生でしたし、特に2度目の選手生活は苦しい事ばかりでしたが、沢山の人に支えられ、最後までやりきることができました。何よりいつもそばにいてくれた家族や、トレーナーの桜子さん、はまさんには感謝してもしきれないです」 「最後に同期のえり(瀬間詠里花)と組めたのもまた良い時間でした。ありがとう!!」 「これまで幸せなテニス人生を歩ませてもらったなと思ってます。本当にありがとうございました」 「今後は、これまで沢山の人に支えられた分、自分なりの形で、次の世代に繋げていけたらと思ってます。大きな目標としては、未来を担う子供達の成長をサポートできる場所を作りたいなと思ってます。まだまだ未熟者ですが、また今後の活動も応援していただけると嬉しいです。ありがとうございました」 アグレッシブなプレーと明るい人柄で周囲を魅了してきた井上。これからも新たな目標に向かって頑張ってほしい。 構成●スマッシュ編集部