東晟良が新シーズンへ意気込み 五輪後は「あのちゃんに会えた」小顔にもビックリ
フェンシング女子フルーレでパリ五輪団体銅メダルメンバーの東晟良(25=共同カイテック)が18日、新シーズンの幕開けとなるW杯チェニジア大会(21~24日、チュニス)へ出発前に東京都内で取材に応じた。フェンシング日本女子初のメダル獲得から、まだ3カ月あまり。「もう新しいシーズン。早いなと思う。(夏に五輪があり)余計に早いなと思う」と実感を語った。 五輪から帰国後は充実のオフを過ごし、和歌山の実家に帰省した際は家族全員で祝勝会を開いてもらい、旧友らとも交流。「メダルを見せたら喜んでもらえた」と話した。自分へのご褒美としてはネックレスなどアクセサリーを購入。テレビ出演などもこなし、「あのちゃんに会えた。顔が小さくて、テレビで見るよりもかわいかった。結構有名人にも会えて興奮した」と笑顔で振り返った。 9月の全日本選手権では相手の剣が当たり、手の左中指を骨折。3週間ほど休養したものの、その後は「まずはしっかりパフォーマンスを取り戻してきた」と調整は順調だという。すでに3度目の五輪となる28年ロサンゼルス大会を目指すことを決めており、パリでは1回戦負けを喫した個人と団体の両種目でのメダル獲得が目標。そのためにも「(国際大会で)連続や定期的にメダルを獲ることが、五輪で勝てる秘けつ。今季は複数個を獲りたい」と目標を掲げた。 今月14日には東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンター東館の壁が崩壊する事故があったが、実はその当時、1階にある食堂でお昼ご飯の最中だったという。幸い、ケガ人は出なかったものの、「凄い音がして、ビックリした。あと5分、食べ終わるのが早かったら…」と肝を冷やした体験を振り返った。