ユヴェントスのチアゴ・モッタ監督、CL敗戦後の“深夜から早朝”にかけて「2度」試合を見返す
ユヴェントスを率いるチアゴ・モッタ監督は、シュトゥットガルト戦の敗戦直後からインテル戦への準備を開始したようだ。24日、イタリアメディア『フットボール・イタリア』がイタリア紙『トゥット・スポルト』の報道を引用して伝えている。 チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第3節が22日に行われ、ユヴェントスとシュトゥットガルトが対戦した。試合は前半からシュトゥットガルトが主導権を握り、スコアレスで迎えた81分にPKを獲得。窮地に陥ったユヴェントスだったが、GKマッティア・ペリンがエンツォ・ミローのキックを読み切ってゴールを死守する。それでもシュトゥットガルトは、後半アディショナルタイムにエル・ビラル・トゥーレが値千金の先制点を奪取。そのままリードを守り切って1-0の勝利を収めた。 この敗戦により、今シーズン初黒星を喫したユヴェントス。チアゴ・モッタ監督にとっては、今夏の就任以降公式戦11試合目にして初の白星献上となった。しかし、27日にインテルとの“イタリアダービー”を控える同監督に落胆する時間は存在しない模様。複数のイタリアメディアによると、チアゴ・モッタ監督は試合終了後の深夜から早朝にかけてシュトゥットガルト戦を2度にわたって見返し、インテル戦への分析を行ったという。 ボローニャ時代から“戦術家”として定評があるチアゴ・モッタ監督は、ストイックな指揮官であることでも有名だ。ユヴェントスの監督に就任した直後には、トレーニングセンターで働く従業員約70~80名の顔写真を手配。多忙ながら医療スタッフ、グラウンドキーパー、用具係、カフェテリアのスタッフなど、従業員全員のファーストネームの暗記にチャレンジしていた。 なお、現在セリエAで3位につけているユヴェントスと2位インテルの勝ち点差は「1」。チアゴ・モッタ監督によるシュトゥットガルト戦後の取り組みは、週末の“イタリアダービー”で報われるのだろうか。
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