画面見続け3時間…公務員を捨てた150km右腕が指名にヘトヘト 市役所退職→新2軍球団、掴んだ夢切符
市役所職員からプロ野球を目指す早川太貴
「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が24日、都内のホテルで行われた。今年から2軍ウエスタン・リーグに参加したくふうハヤテは、静岡市内に早川太貴投手が待機。会議開始から約3時間が経過した午後8時になって、ようやく阪神から育成3位で指名されると、ほっとしたような表情を浮かべた。 【画像】ホークスからのドラ1指名を拒否 複雑な表情を浮かべた大物高校生 早川は北海道出身。国立の小樽商科大から、公務員試験を受けて北広島市役所に就職し福祉課に配属された。市役所の軟式チームと、硬式クラブのウイン北広島で2年間プレーしたものの、プロ野球選手を目指すという夢を捨てられず退職してくふうハヤテに加入。今季は25試合で4勝7敗、防御率3.22の成績を残した。 会見場に現れた午後5時前には、「上位では絶対来ないので、流れ次第だと思う」と指名の可能性を冷静に予想していたものの、さすがに画面を見続けること3時間には疲れ果てた様子。ようやくの朗報に池田球団社長と固い握手を交わし、頬を膨らませて緊張から解き放たれた様子だった。
THE ANSWER編集部