レアル・マドリード&バルセロナ会長、クラシコ前の会食はなし…バルサの審判買収疑惑から関係が大きく悪化|ラ・リーガ
26日にラ・リーガ第11節、レアル・マドリード対バルセロナのクラシコが行われるが、試合前の両クラブ首脳陣の会食は今回も行われないことになった。スペイン『マルカ』が報じている。 両クラブの試合前の会食は伝統とも称せるものだったが、フロレンティーノ・ペレス会長とジョアン・ラポルタ会長が向かい合って食事の席につくことは2シーズン連続でなくなった。そのきっかけは、バルセロナの審判買収疑惑“ネグレイラ事件”にある。 バルセロナの買収疑惑が持ち上がった際、レアル・マドリードは「私たちはこの出来事の深刻さを深く憂慮しており、自分たちの正当な利益を守る上で裁判官が被害者側の審理を行う際に出廷することを決定しました」と、バルセロナを私人として訴追していく方針を発表。ラポルタ会長はこの方針が理解できず、「なぜ一クラブが裁判で私人訴追をするのか。彼らは自分たちが被害者だと言っている。いつも審判の恩恵を受けてきたクラブが、だ。前例のない厚顔無恥ぶりだよ」と発言し、それ以降、両クラブの関係性には緊張が走っている。 なお“ネグレイラ事件”をきっかけにバルセロナと問題を抱えたクラブには、レアル・マドリードのほかセビージャも挙げられる。セビージャ首脳陣は“ネグレイラ事件”が極めて深刻であるとして、アウェーのバルセロナ戦では2シーズン連続で貴賓席に座らず、ほかのスタンドから観戦。セビージャのそのような姿勢を受けたバルセロナは、昨季の時点で彼らとの関係を完全に断つことを発表していた。 だがバルセロナはレアル・マドリードとの関係がどれだけ悪化しようとも、“断交”することはようだ。その理由は欧州スーパーリーグ創設など、両クラブにとって共通の利益になることが存在するためという。