大雨被災地で住民片付け、山形 急流・最上川の舟下り再開へ
1日に2回の大雨特別警報が出た記録的大雨から1週間となった1日、浸水被害の爪痕が残る山形県酒田市では、住民らが自宅の片付けや災害ごみの処理に追われた。同県戸沢村では、日本有数の急流とされる最上川で、観光の舟下りが大雨後初めて営業再開する。 酒田市の村上多市郎さん(83)は、1階と車庫が浸水した妹の自宅の片付けに汗を流していた。「まず家具を運び出すが、泥のかき出しまで手が回らない。体力的にきつい」。別の住宅では、男性会社員(55)が「車も除雪機も水に漬かった。手を付ける時間もお金もない」とため息をついた。