【箱根駅伝】予選会組は中央大と東京国際大がシード権獲得 順天堂大はわずか“7秒”届かず 法政大や大東文化大がシード校陥落
◇第101回東京箱根間往復大学駅伝競走(2025年1月2日往路、3日復路) 第101回箱根駅伝が2、3日に行われ、青山学院大学が2年連続8回目の総合優勝を達成。来年のシード権では予選会組から総合5位の中央大学と8位の東京国際大学がつかみました。 【画像】壮絶なシード権争いを制した東京国際大、東洋大、帝京大 中央大学は往路の1区で吉居駿恭選手(3年)が区間歴代4位、1時間01分07秒の好タイムで区間賞を獲得。そのまま5区途中まで先頭を走り、往路を2位でフィニッシュします。 復路は8区で佐藤大介選手(1年)が区間20位と苦しみましたが、総合5位でフィニッシュ。前回大会は優勝候補にあげられながら、体調不良者が続出し、13位と苦しみました。予選会は6位で本選の出場権をつかんだ名門校が見事にシード権をつかんでいます。 また予選会8位通過の東京国際大学は2区でリチャード エティーリ選手(2年)が衝撃の箱根デビュー。OBであるイェゴン ヴィンセント選手の記録を18秒上回る1時間05分31秒の区間新記録をたたき出すなど、往路では10位と31秒差の11位で終えます。 復路では8区で12位へ後退しますが、9区で10位と21秒差に迫ると、10区は大村良紀選手(3年)が力走。6キロ付近から東洋大学、帝京大学、順天堂大学の4校と3つのシード権を争う並走状態となりますが、ラストスパートで8位に食い込みました。 大会前の昨年11月、予選会も指揮していた横溝三郎監督が肝臓がんのため84歳で死去。今大会は選手たちが喪章を着けて継走し、予選会8位から見事にシード権をつかみました。
一方、予選会トップ通過の立教大学は往路を8位で終えましたが、徐々に順位を落とし、総合13位。予選会ではわずか1秒差で本選の切符をつかんだ順天堂大学は、10区で4チームの並走で競り負けて総合11位。シード権にわずか7秒届きませんでした。 また前回6位の法政大学や10位大東文化大学がシード校陥落。予選会へ回ります。 ▽総合結果 1位 青山学院大学 10時間41分19秒 2位 駒澤大学 +2分48秒 3位 國學院大學 +9分28秒 4位 早稲田大学 +9分38秒 5位 中央大学 +11分30秒 6位 城西大学 +11分50秒 7位 創価大学 +12分16秒 8位 東京国際大学 +13分36秒 9位 東洋大学 +13分37秒 10位 帝京大学 +13分39秒 ------シード圏内------ 11位 順天堂大学 +13分46秒 12位 日本体育大学 +15分03秒 13位 立教大学 +17分02秒 14位 中央学院大学 +18分54秒 15位 法政大学 +21分57秒 OP 関東学生連合 +25分34秒 16位 神奈川大学 +26分09秒 17位 専修大学 +27分34秒 18位 山梨学院大学 +28分21秒 19位 大東文化大学 +29分19秒 20位 日本大学 +30分31秒