<春に駆ける’22センバツ>選手紹介/11 聖光学院・椎野華蓮投手/只見・佐藤央崇内野手 /福島
◇小4で野球目覚め 聖光学院・椎野華蓮(しいの・かれん)投手(2年) 小学1年から剣道一筋だったが、小学4年の時に祖母に連れられ、県営あづま球場(福島市)であった巨人対ヤクルト戦を観戦した。当時は全く野球に興味が無く、何気なくついて行ったが、そこで阿部慎之助さん(元巨人)のホームランを目の当たりにした。「こんな大歓声の中でやってみたい……」と一気に魅了された。 高校では機械科で学び、溶接や溶かした1000度の鉄を型枠に流し込む実習などで技術を磨いている。 大事にしている言葉は「天衣無縫」。1年の秋季大会でベンチ入りし、大会前に横山博英部長からもらった。 楽天ファンで、好きな選手は同じ左腕投手の早川隆久だ。「ルーキーとは思えないマウンド上での堂々とした振る舞いにひかれる」と話す。 182センチ、80キロ。投手。左投げ左打ち。 ◇ミート力が持ち味 只見・佐藤央崇(さとう・ひろたか)内野手(2年) 小学2年生の時にソフトボールを始めた。守備位置は一塁。昨秋はけがで試合出場できなかったが、ミート力のある打撃が持ち味だ。プロ野球選手では、同じ一塁手で長打力がある、山川穂高(西武)に憧れる。 動物の世話が好き。高校入学後に家で飼い始めたウサギの世話が息抜きになっている。将来就きたい職業は、母から勧められた看護師。「今はコロナ禍で大変な仕事だと思うが、役に立てれば」。 プロレスも好きで、オカダ・カズチカ(新日本プロレス)のファン。「他の高校と比べても体がまだ小さい。負けないぐらいパワーを付けるように意識している」と、冬場は体作りに重点を置く。好きな食べ物は鶏肉とトマト。甲子園では「チーム一丸となって勝つ」と力を込める。=つづく 173センチ、69キロ。内野手。右投げ右打ち。